震災報告続編連載にあたり大西さんが証言依頼の時期を「一年後」と定められたことに、さすがに多くを見てこられた方だ、とまず感心しました。
本当は話すのもしんどいだろうに足を運んで証言してくださった方たちに感謝すると共に、その方たちのこころが負った重たいものをどうすれば少しでも軽くできるのだろうか、と無力を感じつつ考えています。
津波の恐怖、多くの死を目の当たりにしたこと、目の前で亡くなっていく人を助けられなかった、生きているのが申し訳ないという自責の念など、PTSDをはじめとしたこころのケアは急務だと思います。
大西さんがこれまでに訪ね歩いてこられた自然災害や原発事故の被害地、ダム建設予定地、精神障害者施設など、それぞれそこに在る人々へ寄せる想いは共通していると感じます。
私たちも想像力をしっかり持ち、苦しみ悲しむ人たちに思いを致し、未来へ恥ずかしくないようなものを手渡していけるように、と念じています。