小さなあけびの台に、麻布のクッションをはめ込んだ、かわいい針山です。
上部の刺繍は、津軽の「こぎん刺し」と呼ばれる刺し子のモチーフです。
綿の服が貴重だった時代、荒い麻布の保温性を高め、丈夫にするための
技法として発達したのだそう。
文様の一つ一つに名前があり、身近な自然を表現しています。
また、油分を含む麻糸を包んでいるので、針先が錆びにくい特徴があります。
その独特のモチーフをワンポイントにした針山は、
使うたびに、手仕事の魅力を思い起こさせてくれる一点です。
柄はアソートとなります。写真は一例で、お届けする商品のモチーフとは
異なる場合がございます。
|津軽 こぎん刺し|
日本三大刺し子の一つに数えられ、目の粗い布に木綿糸で一針一針描かれる、
ひし形の模様が特徴です。
かつて綿が貴重品だったころ、厳寒の津軽の地で、麻の服をより強く、
あたたかく着られるようにと、農家の女性たちの手によって紡ぎだされた
緻密で美しい手仕事です。
それが暮らしに根差した工芸であったことは、基本となるひし形模様に
「豆コ」「石ダタミ」「馬の轡」など、身近なものの名前が付けられていることからも
うかがわれます。
もともとは藍染の麻布に白い木綿糸で刺されていましたが
昭和に入り、民藝運動に見出されて以来、より多くの色や素材を
用いた多彩な表現が磨かれてきました。
ご購入の前にご一読ください
- 本製品は天然の植物を利用した手作りの製品です。多少の折れやささくれ、黒ずみがある場合がございます。天然素材の性質としてあらかじめご理解くださいませ。
- あけび蔓の色合いは、一つ一つ微妙に異なります。 またお使いいただくとともに、徐々に変化していきます。
- サイズ、重量は、一点ずつわずかに差がございます。表示のサイズは目安とお考えください。
お客様の声
ムーミン様 | 投稿日:2021年06月30日 |
おすすめ度: | |
小さな可愛い針山?です。
好きな刺繍に背中を押してくれる針刺しとなってくれました。 同封されたお店の案内カード(ハガキ)も、籠の持つ涼やかで軽やかな 優しさが伝わってきました。 |
R様 | 投稿日:2017年06月15日 |
おすすめ度: | |
赤と紺、どちらにするか迷いましたが、
糸を通したまま針山に刺すことが多いので 黒っぽい糸がわかりやすい赤にしました。 (待ち針の赤はわかりにくいかもしれません…) 我家のPCのブラウザで見る赤のこぎん刺しの針山は、 かごも含め明るく映るのですが、 届いた赤は落ち着いた色の赤です。 あけびの小さなかごに馴染んで、とても素敵です。 私は針山として使用しますが、飾りとして置いておくだけでも存在感があります。 |
krp様 | 投稿日:2016年11月24日 |
おすすめ度: | |
こぎん刺しの針山を探していて、木の受けのものはよく見かけますが、
あけびカゴのものはとても惹かれました。 大きさもちょうど良く、針も刺しやすいです。 そして何より、お針箱を開けるのも楽しみになりました。 |