フランス南東部 ローヌアルプ地方に暮らす女性かご作家、
シモーヌさんによる、楕円形のテーブルかご「コルベイユ」です。

豊かな自然に囲まれたアトリエを拠点に、
基本となるヤナギ細工の技法を大切にしながら、使いやすく、
ちょっぴり遊び心のあるアレンジを得意としている作り手さんです。

編み模様の個性を際立たせた、シンプルなフォルム。

底部分は、フランスの伝統的な技法にのっとった作り。
側面には、3本のヤナギを複雑に交差させながら編みすすんでいく
「ブルキナベ」と呼ばれる技法を採用しています。

ななめに浮かび上がる格子模様が、端正でかろやかな印象を
与えてくれます。その一方、かっちりと密に編まれており、
丈夫なつくりとなっています。



ヤナギの樹皮をそのまま残した「ブリュット」は、天然のグレーや
グリーン、ブラウンが入りまじった野趣のある色合い。









オーバル型の浅いかごは、メガネや文房具、食卓のカトラリー入れなど、
毎日出し入れするものの収納に便利。
3サイズは、ぴったり入れ子になります。



かつては酪農にたずさわっていたというシモーヌさん。
冬の間に出来ることをと考えて始めたのが、かご作りだったそう。
職人さんのもとで技術を学び、2006年より専業の作り手として
活躍されています。