ヤナギの枝を編んだ、古典的なスタイルのくだものかご。

重厚感のあるつくりが、ヨーロッパの食卓の風景を思い起こさせ、
作りたてながらもアンティーク品のような雰囲気を持っています。

渋めの色を組み合わせたこの一点には、フルーツの鮮やかな色彩が
映えることでしょう。

熟練のイギリス人職人 エイドリアンさんの手によるものです。



深いこげ茶とグリーンの入り混じった、渋い色合いが特徴的。








|イギリス ヤナギのかご|

イギリス ノーフォーク地方出身のエイドリアンさんが、
地元のかごの質実剛健なつくり、簡潔な美しさにひかれて、
名人のもとに弟子入りしたのは 1980年代半ばのことだったそう。

ニシン漁に使われていた港のかごや、農産物の収穫かごなど、
地域の昔ながらのかごづくりを学ぶことから始め、以来、
職人として幅広い技を磨いてこられました。

その手から生み出されるのは、ヨーロッパの伝統をくむ、
実用性と耐久性をそなえた暮らしのかごの数々。そして
ノーフォークに伝わる古いかごの雰囲気をまとったバスケットたち。

ひと枝ごとに異なるヤナギの天然色をランダムに組み合わせた、
渋みのある色づかいも得意としています。

素材のヤナギは無農薬にこだわり、工房前に広がる畑で
自らの手で栽培を行っています。


その工房は、のどかな牧草地に囲まれた、美しい自然の中にありました。


自家栽培のヤナギ畑。