世界の手編みかごを紹介するオンラインショップです。
自然と寄りそい、文化を伝える、かごのある暮らしをお届けします。

ブログ 「カゴアミ通信」

日曜日。奥多摩へ。


こんにちは。週末は、日曜日もよい天気でしたね。

僕は、以前勤めていた会社の同僚たちと、奥多摩の御岳山にハイキングに行ってきました。

この日集まったのは、かつてアウトドアウェアのメーカー「パタゴニア」で一緒に働いていたスタッフ、総勢9名。

それぞれが、本格的なアウトドアスポーツの愛好家なのですが、今回は、2歳児を含む子供たちと、
早く下山し喉を潤したい大人たちを考慮し、登り1時間、下りはロープウェーで所要約10分という、
このコースが採用されたのでした。

自然の中で、気のおける仲間たちと久しぶりに話しができ、たのしい時間を過ごすことができました。
(その後は、もちろん居酒屋でしっかりのどを潤し、日があるうちに解散しました)

 
        子供たちもよく頑張った!


僕はというと、再び電車に乗り、神田の居酒屋へ移動。
友人であるイラストレーターと、東北在住のかご作家と、「世界のかご」をテーマに企画する
イベントの打ち合わせがあったのです。

実はこのメンバーも、一緒にパタゴニアで働いていた仲間たち。
今はそれぞれ別の考えを持ち、違う場所で働いているけど、基本的な価値観がとても近い人たちと思う。
楽しいイベントが実現できそうだ!

掛け足だったけど、懐かしい友人たちとたくさん会えて、たのしい一日でした。

それにしても、東京の西と東をよく移動し、よく喉を潤した一日でもありました。


征一郎

土曜日。吉祥寺へ。

こんにちは。

桜の花びらも散りはじめ、日に日にあつくなってきましたね。

週末の東京は、長袖一枚でも暑いくらいの陽気でした。

僕はと言いますと、土曜日は、吉祥寺にあるセレクトショップ、「TONE」 さんを訪ね、月末より開始するイベント告知用のかごをいくつかお持ちしました。

今月末4/30(土)~5/4(水)でイベントを行う「STONE」は、ここ「TONE」さんが運営するギャラリーです。
イベントの告知チラシを配布していただくのに加え、いくつかのかごを展示していただけることになりました。

        

キチム-イベントチラシ


午後の忙しい時間帯におじゃましてしまったので、かごを並べる中年男性がかなり浮いた存在であることを実感しつつも、スタッフの方々ともお話ができて貴重な機会でした。

みなさん、ありがとうございました~。


征一郎

ゴールデンウイークは吉祥寺へ!

こんにちは。

先日は、打ち合わせのため、吉祥寺まで足を運んできました。

ここ数年は、全国の住みたい街の第一位を常にキープしている吉祥寺。
駅から少し離れた場所や、路地裏にも個性的なお店が多いので、いつもいろいろな発見があって楽しい街です。


吉祥寺駅北口からのんびり歩いて、約10分。
この日お邪魔したのは、喫茶や食事も楽しめる多目的スペース「キチム」

かつてこの場所は、現在は料理家でありエッセイストの高山なおみさんがシェフをされていたという
「諸国空想料理店 KuuKuu」があった場所。
そのお店のことは何度も耳にしたことがありましたが、この場所だったのですね~。


今回は、カフェに併設されているギャラリー「STONE」さんのスペースをお借りして、
販売会を行うことが決まりました!

これまでも魅力的なイベントを開催されている、この素敵な場所での出店、とても楽しみです。

(こちらは、社会福祉法人「アトリエインカーブ」のアーティストたちのエネルギーあふれる作品。
以下の、会期中もご覧いただける予定です。)


日程は、4/30(土)~5/4(水)の5日間。 12:00~19:00までの営業です。

今回は、日本のかごを中心に、北欧の白樺細工、アフリカ各地のバスケットをご紹介する予定です。

特に東北のかごは、様々な産地や素材のものを一同に見れる機会です!

詳しい内容は後日おしらせしますが、歩いて楽しい吉祥寺のお散歩がてら、お立ち寄りいただければ嬉しいです!



征一郎



よーぐ、きらったなし。

    (「よーぐ、きらったなし。」とは、会津弁で「よく来てくれました」の意)


今日の東京は夕方より雷雨。まったく変な天気の一日でしたが、
きのうは全国的によい天気に恵まれましたね。

僕はというと、福島の奥会津に行ってきました。


つい先日、7日には大きな余震もあったので、行くべきか少し悩んでいたのですが、

震災後一か月が経とうとしているこの時期に、地域の人々と直接話をしてくる機会は

とても貴重だと思い、思い切って足を運ぶことにしたのです。


週末の東北自動車道は、思っていた以上に交通量が多かったです。

自衛隊や消防車、行政側の援助の車両に加えて、民間や個人で支援されている方が

とても多いことがわかりました。

そして、栃木県を過ぎ、福島県に入ると路面の凹凸が目立ちはじめ、地震の爪痕を

感じずにいられません。さらに北に進むとどうなっているのでしょうか?


高速を降り、いつもと同じゆっくり流れる只見川と雪深い山の景色を見た時、

ようやく一息つけたのでした。
やっぱりいい風景。

そして、かごの作り手さんをはじめ、町の施設の人など、この一か月間の話や、

同じ県内にある原発についての話を聞くことができました。

地震の影響による直接の被害はほとんどなかったこと。
近くに水力発電と地熱発電所があるため、停電はしなかったこと。

やはり燃料不足で、ほとんど家の中で過ごしたことなど。

みなさんに共通しているのは、落ち着いて話していること。

あわてずにいつものペースで生活されているなあ~ということです。

直接、現地で話を聞くことが出来て、とても安心したと同時に、なんだか自分の気持ちも

軽くなった一日でした。

そして、今日で震災後、一か月が経ちましたね。


奥会津の深い雪もかなり溶けはじめ、そろそろ畑の土が見え始めそうです。

ほとんどの方は、今年のかご作りはこれでおしまい。
気持ちはすでに、雪が解けたら忙しくなる畑仕事に意識を向けていることでしょう。

自分にとっても、よい気持ちの切り替えになった週末でした。


征一郎

パレスチナと仙台

仙台で活動している「パレスチナ・オリーブ」さん。

パレスチナの生産者団体からおいしいオリーブオイルなどを輸入して、
パレスチナの人びとをフェアトレードという形で応援しているお店です。

当店で販売しているパレスチナのかごは、当初パレスチナ・オリーブさんの
ご紹介があったおかげで、取り扱いが実現したのでした。

パレスチナのかごパレスチナのかご編み

そのパレスチナ・オリーブの皆さんも今回の震災で大きな影響を受けられました。

幸いにも代表の皆川さんと、ご家族、スタッフの皆さんはご無事だったものの、
事務所のある仙台中心部でも、ライフラインはまだ一部しか復旧しておらず、
衣食住のみたされない状況が続いているようです。

そして仙台は、ここ東京西部よりもずっと原発に近く、放射能の心配も
ずっと深いこととおもいます。。。

でも、そんな中でも皆川さんは仙台のために活発に動きだしておられる様子。

そしてこんなときでも、遠く中東で起こっていることにも、ちゃんと目を向けて
いらっしゃることに感動してしまいました。(皆川さんのブログ


そんなわけで今日は、パレスチナと仙台を一緒に応援したい、という気持ちをこめて
パレスチナのオリーブ・オイルを改めてご紹介します!


パレスチナ オリーブオイル  500ml:1,950円

パレスチナ・オリーブオイル  エキストラバージン オリーブオイル

パレスチナの農園の有機栽培オリーブを低温圧搾でじっくり抽出した、
エクストラバージン。味や香りはもちろん、栄養も損なわれずに残っています。
サラッとした触感で、そのまま味わうと、まろやかで芳醇な香りが際立ちます。
パスタなど調理に使っても、味のグレードがぐっと上がります。


オリーブ石けん  420円

パレスチナ オリーブ石けん

一番搾りのオリーブオイルを原料にした、無添加・無香料のとてもお肌にやさしい
石けんです。パレスチナ自治区(ヨルダン川西岸地区)のナーブルスという街の、
代々続く石けん工場で製造されています。


オリーブオイルのギフトセット

パレスチナ・ギフトセット1

ナツメヤシのかごとオリーブオイルのギフトセットです。
ギフトボックスにリボンをかけてお届けします。

パレスチナや仙台という土地を感じたり、想いを馳せたりしながらお買い物を楽んでいただけたら幸いです。

その想いが産地の力になる、この頃よくこうした言葉を聞きますが、私も確かにそう思うのです。


朝子

【新入荷しました!】 信州・戸隠のかご

こんにちは。征一郎です。

自宅の近くに「桜通り」という名の道があります。
ふと気づけば、道路に沿って続く桜の木々が、膨らんできたつぼみによって、ほんのり赤く見えるようになりました。
地震の影響もあり、今年はいつもより季節の変化に気付く余裕がなかったようです。
心配は色々つきませんが、それでも春はやってきています。
少しづつ気持ちを切り替え、自然の営みにも目を向けていきたいです。


新製品も続々届いています!
長野県・戸隠に伝わる 根曲竹のかご が入荷しています。

根っこの部分が曲がっているので「根曲がり」。チシマザサとも呼ばれる細くて背の高い、笹の一種です。
どちらかといえば、かごよりは美味しいタケノコとして食べて楽しむ方が一般的なようです。

寒い地域に生える根曲竹は、春になると、雪の重みでつぶされた新芽が、真上ではなく横向きに生えてきます。
それから上へ上へと方向を変えて伸びようとするために根の部分が曲がるのです。


しなりに強いのでぐっとたわませても折れたりしないのが特徴。
弾力があって重さにもよく耐えるので、かごの素材としてはとても優れています。
かごの産地である青森、そして長野の戸隠では、りんご収穫用の丈夫な手提げかごが活躍しています。

長野戸隠 根曲竹の椀かご
椀かごは、底上げしているので、くだものかごにもたいへん便利)

そして、戸隠といえば蕎麦がとっても有名。
街道沿いには、たくさんの蕎麦屋がお店を構えており、人気のお店は週末には行列ができることも。
必然的に、蕎麦ざるなど、竹細工のレベルが高くなるのもうなずけますね。


弾力があり、前向き(上向き?)で丈夫な根曲竹のかごを見ていると、なんだか元気が湧いてきます!

助け


昨日のブログにも書きましたように、当店が取り扱っている岩手のかごの作り手のみなさんのご無事が確認できました。本当にホッとしています。

一方で深手を負い、あまりにも多くのものを一度に失った方々が、まだまだ助けを必要としています。


カゴアミドリとしては、東北のかご作りを継続的に応援していくことが一番の貢献、と考えています。
今後より一層、東北のかごの素晴らしさをお伝えしていこう、ということです。

そのためにこれまで以上に、作り手の仕事や生活の話を聞き、地域の文化や自然の素晴らしさと
一緒に、お客様にお伝えしていきたいと思っています。


とはいえ、今すぐ助けが必要な方たちに、直接役に立つことを少しでもしたい、その想いから、先日売上の一部を寄付しました。


寄付先は、緊急医療援助を専門とする「国境なき医師団」です。

世界中の被災地や紛争地、難民キャンプなど、緊急に医療を必要とする状況の中で活動する
この団体は、私が夫とともにカゴアミドリを立ち上げる前に勤めていた職場でもあります。

そのおかげでこうした緊急の現場の状況が、想像できるようになりました。
(私自身は医療従事者ではないので現場で活動することはありませんでしたが。)

こういうとき、医療が受けられるかどうかは、特に高齢者や乳幼児など、ケアの必要な人には
命にかかわる問題です。そして、こうした被災地でのニーズというのは、場所によって様々、
刻々と変化していきます。今後は心理面のケアも必要になってくるでしょう。

そこにきめ細かく対応できるのは、やはり小回りがきいて、決定の早いNGOです。
そして、寄付金が組織運営に充てられる割合が比較的少なく、直接の活動に有効に使われるのもNGOならではといえます。

少しづつ状況が落ち着き、中長期的な復興に使ってほしいという時になったときは、被災県の義援金窓口に直接寄付するのがいいかなと思っています。


それにしても、危機的な混乱の中で、効率よく援助を組織するというのは、どんな機関や団体であれ本当に困難なことだと思います。

この2週間、それに尽力してこられた援助関係者の方には心からの敬意を表したいと思います。

わたしたちも、自分の場所で自分にできることをひとつひとつ重ねていきたいと思います。

朝子

つながりました

みなさん、こんばんは。 征一郎です。

本日朝の10時、やっと電話がつながりました。
横田かごの作り手のおじいちゃんのご無事が確認できました。
大地震からもう二週間、本当に安心しました。

奥さまもご無事です。現在、ご自宅に親戚のご家族も集まって過ごされているそうです。

「何か、困っていることはありませんか?」と聞いたら、「大丈夫、大丈夫! 生活するだけなら
不自由はないよ~。」と元気な声。「東京の方も大変と聞いたけど、大丈夫かい?」と逆に心配
されてしまいました。

しかし、会話の後の方に分かったことですが、大事なご家族の一人を津波に奪われていました。
精神的にも、物質的にもたいへんな生活をされているにも関わらず、
いつもと変わらずにやさしく、元気に話す声を聞いて、返す言葉が無くなってしまいました。
辛うじて、たくさんの横田かごファンの方からメッセージをいただいていること、困ったことがあれば、遠慮なく言ってください、という二つのことだけ、しっかり伝えて電話を切りました。

そして、お電話では言うのをためらってしまいましたが、お誕生日おめでとうございました。

みなさんからいただいたお写真とコメントは、後日ご本人にお送りいたします。ご協力とあたたかいお言葉、本当にありがとうございました。


伊藤征一郎

編まれつづけるように

こんにちは、朝子です。

はじめに、東北地方の地震と津波により、大きな被害を受けられました皆さまに対し、
改めて心よりお見舞い申し上げます。
そして、大勢の方が命を落とされましたことに、謹んでお悔やみ申し上げます。

被災地からの報道に胸がいたみ、つい浮かぶ涙をおさえられない毎日です。
過酷な条件のなか必死で捜索を続ける救援隊の人びと、不便な避難所での暮らしが
続くなかで助け合う人びとの姿にはほんとうに頭が下がります。

当店としては、通信状況が悪く、多くのかごの作り手の方たちの状況がまだ確認できて
いないことに不安が募っています。直接被災されていないことを願うばかりです。

まだ影響が確かめられたわけではありませんが、東北のかご細工も今、
地域によっては大変な局面に置かれていると思います。

カゴアミドリの今の役目は、東北地方の素晴らしい伝統のひとつであるかご細工が
この震災によって絶えたりすることがないよう、精いっぱい作り手の方たちを
応援していくことだと考えています。

一方で、原発がこのような事故を起こした今、私たち自身がエネルギーとの付き合い方を
根本から見直すことが求められてくるでしょう。
原発に頼らず、エネルギー需要と自然環境や安全とのバランスをどう取っていくのか?
こんなにたくさんの電気がなければ生きていけないのか?

天然素材のかごには、ささやかですがその一つのヒントが含まれていると思っています。

かごを編むという仕事には、自然と共存しながら暮らしていた昔の人たちの知恵が
詰まっています。
かごの長所と魅力を一人でも多くの人に伝えて、ふたたび日々の生活に取り入れる
手助けをしていくこと。当店のもう一つの役割はそこにあると考えています。

東北の商品の再入荷の見通しが立つまでには少し時間がかかりそうですが、
この苦境をこえて、再び美しいかごが届く日がきましたら、
ぜひ拍手で迎えていただけましたら幸いです。

伊藤朝子

甲州ざると富士と笠

こんにちは。昨日の春雪にはびっくりしましたね。
前日が、上着も不要な春の陽気だったのですから、気温の変化に体を順応させるのもたいへんですね。

そういえば、雪の前日は山梨へ行ってきたのですが、午前中から夕方までの長い時間、富士山にはすっぽりと
笠が被っていました。

「富士が笠をかぶれば、近いうちに雨」というほど、天候が崩れる予兆として有名ですが、まさか雪が降るとは・・・。


山梨に向かったのは、かねてから頼んでいた作り手の方から、「ざるが出来たよー」と連絡があったから。

甲州ざる」は、お米研ぎや豆、野菜などの水切りに最適で、湯にも強いのが特徴の竹細工。

あたたかくなり需要の高まるこれからの季節。まとまった数のざるをお願いしていたのです。

そして、今回も実際の作業を見せていただきながら、色々な話を伺うことができました。

   

     一本一本ひごを揃えていく

   

     ここから編みはじめていきます。

    

     美しい編み目を刻む熟練の技


  これは「笠」ならぬ、「帽子」ですね。    

「防暑帽」 -ぼうしょぼう- といいます。名の通り、暑さを防ぐ帽子として、戦時中には万という単位が、この地で作られました。

わらの帽子に比べ、薄く軽くて丈夫であったことから、主に南へ向けた物資として供給されたそうです。

手にした時は、えも言われぬ重みを感じましたが、あめ色に変化しているだけで、ダメージがほとんどないのは驚きでした。

そして、思わぬきっかけでしたが、人の歴史にまつわるかごの存在を垣間見た気がしました。

さて、今回もすっかり長居をしてしまいましたが、たくさんのざるを抱え外に出ると、いまだ笠を被ったままの富士山が出迎えてくれたのでした。

征一郎


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