山形市にある籐家具・バスケットの老舗メーカー「ツルヤ商店」が作る、無塗装の籐をつかった脱衣かごです。
創業明治40年。ツルヤ商店では、良質な籐を素材に、職人の手作業によって、暮らしを支えるさまざまな籐製品を自社生産してきました。
「hairu(ハイル)」シリーズは、ツルヤ商店の籐かごづくりの技術に、デザイナーの小野里奈さんのデザインがあわさって、2016年から
展開がスタートしました。
昔から親しまれてきた籐かごの雰囲気はそのままに、和にも洋にもすっとなじむシンプルで無駄のないスタイルの収納かごを提案しています。
表皮を剥いた籐のつるりとした白い肌は、清潔感があって手ざわりよく、はっとするような明るさをそなえています。
脱衣かごとしてはもちろんのこと、畳んだタオルやおもちゃ、手荷物入れなど、日々の多彩な収納のニーズに応えてくれる一点です。
hairuシリーズは、
オーバル・スクエア・ラウンドの3種類。
高さは、
100(浅め)・180(深め)・600(脚付) の3タイプです。
600(脚付)タイプは、通気のよい籐かご(180)に、すっきりとした脚を取りつけたもの。
お風呂場の脱衣・タオルかごとして最適です。また、キッチンやソファー回り、ベッドサイドやテーブルの下にも配置することができる、汎用性の高いデザインとなっています。
【籐細工とツルヤ商店】
「籐」(とう=ラタン)は、熱帯のジャングルに育つ つる性の植物です。
曲げに強いしなやかな材質が、テーブルやイス、カゴの材料として大変適しており、日本にも江戸時代から盛んに輸入されてきた歴史があります。
調湿効果に優れ、高温多湿な日本の気候によく合っていたことも、この素材が好まれた理由の一つ。とりわけインドネシア産の籐は良質とされています。
明治から昭和にかけては、日本でもたくさんの籐職人が活躍していましたが、高度成長期にはいると、多くの製造元が生産拠点を海外へと切り替える流れに。
近年は素材の高騰もあり、ツルヤ商店さんのような国内メーカーはとても貴重な存在となりました。山形の職人の雇用と手仕事の技を守るため、地元での生産にこだわった経営を続けられています。
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本製品は天然の籐を利用した手作りの製品です。色むらや黒ずみ、表皮のひび割れ・剥がれなどが見られる場合があります。素材の性質としてあらかじめご理解くださいませ。
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こまかな繊維の飛び出しが見られることがあります。繊細な布地などは、引っかかる場合がありますのでご注意ください。
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風通しの良い場所でお使いください。長時間の水濡れや直射日光は、変質の原因となりますのでご注意ください。
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製品の色合いやサイズは一点一点少しづつ異なります。写真の色や表示サイズは目安とお考えください。