大分県・湯布院の工房「竹聲館」にて制作された、「縄目差し」の手提げかごです。
すっきりとした縦長のシルエットに、はなやかな編み目。
「縄目差し(なわめざし)」の名は、ひし形模様が目を引く「差し六つ目編み」と、細いラインの「縄目編み」の組みあわせから来ています。
花かごを編む技法のひとつとして 古くから存在していたこの編み方を、手提げの形にデザインしたのは、30年以上も前のことだったそう。以来、竹聲館オリジナル品として作られ続けている、定番のかごです。
持ち手と縁巻には籐を用いています。
底や持ち手は、耐久性を考えた丈夫な仕上げ。底は、中央部が少し盛り上がったゆるやかな曲面となっています。
お出かけやお買い物、室内の収納にもお使いいただけます。雑誌や本、A4サイズの書類も、縦にすっきりと収まります。
工房を営むのは、高見八州洋さん・綾子さんご夫妻。お二人の手掛ける竹細工は、丈夫で実用的なつくりでありながら、独自のデザインとたたずまいを備えています。
八州洋さんは、この道40年を超える竹工芸家。大分県を代表する竹クラフト作家のおひとりで、個展の開催や公募展での受賞歴を重ねてこられました。
綾子さんは、八州洋さんとご結婚後、別府の竹工芸訓練センターに通い、技術を学んだそうで、以来ご夫婦での活動を続けています。
- 天然の植物を利用した製品です。素材の一部に小さなキズやササクレ等が見られる場合がございます。特に縁巻の籐は、表皮の剥がれや色むらの見られる素材となります。あらかじめご理解くださいませ。
- 直射日光を避け、風通しのよい場所で、乾燥した状態でご利用ください。(湿度の高い場所に放置しないようご注意ください。)
- 色味は、経年により少しづつ深まっていきます。