くるみの樹皮を編んだ、収納かごです。
縁まきの部分には、曲げに強いやまぶどうの蔓を使用。それぞれの持つワイルドな素材感を生かしつつ、丁寧な編みによって、やさしい雰囲気のかごに仕上がっています。
どんな空間にもなじみやすい、すとんとしたオーバル型が特徴です。ちょっと深めのつくりで、中身が見えにくいのもうれしい点。
落ち着いた色合いとともに、お家の中のさまざまな場所にすっと馴染んでくれるでしょう。
制作は、長野県駒ヶ根市の自然豊かな地域に暮らす、池田暢子さんです。
池田さんはかごづくりを学ぶため、福島の奥会津に数年間暮らし、
素材や技法を身につけたのち、長く製作を続けてこられました。
みずから山に入って材料を採り、やまぶどうやくるみ、カエデや
またたびなど、素材ごとにそれぞれの魅力を引き出したかご作りを
行っています。
くるみは、あけびややまぶどうと並んで、かご作りに適した素材の一つ。
東北や信越地方の、山の多い地域で主に使われてきました。
樹皮の採取ができるのは、初夏の数週間のみ。
おもて面の色の変化は比較的すくなく、内側のこげ茶色の面は
長く使い込むうちに、少しづつつやが出てきます。
- 本品は天然の樹皮を利用した手作りの製品です。色むら、多少の汚れやキズ、節穴や表皮の割れ、素材由来のゆがみ等が見られます。素材の性質としてあらかじめご理解下さいませ。
(節穴の例) -
製品の色合いやサイズは一点一点少しづつ異なります。写真の色や表示サイズは目安とお考えください。
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風通しのよい場所で、乾燥した状態で保管してください。(濡れたまま放置しますと変質の原因となります。)