やまぶどうの樹皮を編んだ、卓上用のトレイです。
野生のやまぶどうならではの肌合いを生かしつつ、道具として使いやすく仕上げた一点。
食卓、書斎、玄関まわりなど、置きたい場所がたくさん思い浮かぶシンプルで機能的なデザイン。
ペンや文具なの小物置きに。お菓子受けにしたり、花器と合わせるのもおもしろいかもしれません。
制作は、長野県駒ヶ根市の自然豊かな地域に暮らす、池田暢子さんです。
かごづくりを学ぶため、福島の奥会津に数年間暮らし、素材や技法を身につけたのち、長く製作を続けてこられました。
<やまぶどう素材について>
やまぶどうは、急峻な山奥に多く自生する蔓性の木です。
その樹皮は、強靭な繊維を含んで高い耐久性を備え、使い込むほどに色とつやが深まっていくため、長年かけて育てるたのしみのある素材です。
その強さが頼りにされ、昔は山仕事の道具を入れる腰かごなどが多く作られたそう。
厚くて堅い樹皮をきれいにはがせるのは、蔓が水分をたっぷりと吸い上げる初夏のわずかな期間に限られます。
数十年の歳月をかけてゆっくり、まっすぐに育った蔓を選んで、樹皮の一部の良質な部分だけを使います。
採れる量がもともと少ないうえ、曲がった繊維や、節や穴を避けて、丹念に選別していくと、利用できるのはごく一部分のみ。そのため、希少なかご材料としても知られています。
- 本品は天然の樹皮を利用した手作りの製品です。表皮の剥がれや毛羽立ち、色むら、割れや節穴、素材由来のゆがみ等が見られます。素材の性質としてご理解下さいませ。
- 製品の色合いやサイズは一点一点少しづつ異なります。写真の色や表示サイズは目安とお考えください。
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色は年月とともに濃い色に変化し、艶を増していきます。
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風通しのよい場所で、乾燥した状態で保管してください。(湿度の高い状態で放置しますと変質の原因となります。)