
本品は、石川県白山市にて制作されたヒノキのかごです。
かつて、石川県の中心部を流れる「手取川」の上流に、ヒノキ細工がとても盛んな集落がありました。
「深瀬」と呼ばれるその山深い集落に、ある日やってきた旅の僧が、笠の作り方を村人に教えたのが始まりと言い伝えられています。今から400年ほど前のことだそう。
ヒノキ細工は地域の生業となり、村の誰もが関わっていた時代もありましたが、1975年、ダムの建設により集落は水に没み、住民は現在の白山市内へと集団移転をすることとなります。
伝統は一時途絶えかけたものの、継承への努力が実を結び、今では石川県の伝統工芸品に指定されています。
その作品の一つ、卓上を彩るちいさな丸かごを届けていただきました。
こちらは四ツ目編みで仕上げたかろやかな一点です。

ヒノキの板をカンナで薄く削った編み材は、とてもつややかな素材となります。2枚重ねて編むことで強度を出しています。
あかるいクリーム色、ピンクに近い茶色など、一本の材の中に複数の色が美しく同居するのもヒノキ材の魅力。

左:網代編み、右:四つ目編み
針葉樹ならではのまっすぐな年輪がすがすがしく、はっとするほど軽やかなかごです。
- 天然の木材を利用した手作りの製品です。色むらや小さな割れ欠け、ささくれ等が見られる場合がございます。あらかじめご了承くださいませ。
- 製品の色合いやサイズは一点一点少しづつ異なります。写真の色や表示サイズは目安とお考えください。また経年変化により、徐々に茶色へと変化していきます。
- 風通しのよい場所で、乾燥した状態で使用・保管してください。
