中津箒の職人 吉田慎司さんによる「手箒」です。
長柄箒より短く、片手で手軽に掃けて、小回りの良い「手箒」。
キッチンやデスク回りなど、家具の多い場所でとりわけ使いやすさを実感できる箒です。
柄には、竹を使用しています。
|二人の職人による作品解説|
■吉田さん
永遠の定番、昔ながらの手箒です。軽く、床に優しく、しなやかで部屋の隅々までお掃除できる、一番人気の商品です。
■今井さん
日本民藝館協会賞を受賞した形です。女性でも片手で広い場所を効率よく掃除できます。
青い糸には藍染がほどされています。
良質のホウキモロコシの穂をたっぷりと使っています。長くとった穂先は、とてもしなやか。
竹の柄は「軽さ」も大きな魅力です。
|作り手|
吉田慎司さん
1984年 東京生まれ。武蔵野美術大学彫刻学科卒業。三児の父。大学卒業後、漫画家を目指していた最中、中津箒と出会ったことをきっかけに2007年にまちづくり山上に入社。使い心地と斬新な美しさを兼ね備えた箒づくりを得意としており、製作の傍らイベント企画や箒の実演販売を精力的に行っている。
2017年より北海道・小樽市在住。箒づくりを行いながら、「生きるための道具と詩歌のお店 がたんごとん」を運営する。主な受賞歴に、第51回ちばてつや賞佳作(漫画)、9th SICF準グランプリ、2011年より日本民藝館展入選、2021年度日本民藝館展協会賞受賞など。
「無理なく、人を傷つけずに暮らしたい。箒はそれを実現する手段、伝える道具。」
|中津箒のこと|
中津箒は、神奈川県の愛甲郡愛川町中津(旧中津村)に150年ほど前から伝わってきた伝統ある箒。
地域の一大産業として隆盛を誇ったのち、昭和の半ばには生活様式の急激な変化に直面。その後は数少ない職人の手により、細々とつづけられてきました。
2003年、中津箒の継承を願って「株式会社まちづくり山上」が設立され、失われかけていたホウキモロコシ栽培の復活や、若手職人育成の取り組みが始まりました。
現在は10名ほどの職人とともに、無農薬のホウキモロコシを自家栽培しながら、現代の暮らしや仕事に合わせた多彩な箒を全国に届けています。
[お届けについて]
製品を緩衝材で保護し、全体をダンボールで覆ってお送りします。他のかご製品との同梱はできません。(複数点ご購入の場合には、個数分の送料がかかります。)
[箒のお取り扱い]
保管の際は、よく乾燥させ、風通しのよい場所に吊り下げてください。高湿度の状態で放置しますと、変質の原因となります。
使っているうちに穂先が曲がってきた場合は、軽く水に浸して直すことができます。飛び出した穂はカットしてください。
穂先の汚れが気になるときは、水洗いも可能です。その際は飾り糸より上は濡らさないようお気を付けください。
ご購入前にご一読ください
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本品は限定販売品のため、製品不良以外の事由によるご返品につきましてはお受けいたしかねます点、あらかじめ何卒ご了承くださいませ。
- 天然素材をつかった手作りの品となります。同製品でもサイズや形に個体差があります点、ご了承ください。
- 色の見え方は、閲覧する機器や環境によって異なります。写真と製品実物では、色味に多少の差が生じる場合がございます。
- 天然染料で染めた糸は、経年による色の変化がございます。