フランス南西部の小さな村でつくられた、ヤナギのかご。
伝統的なかご作りに携わる職人、フランソワさんの手によるものです。
こちらは、フレームバスケットと呼ばれる古い技法でつくられたかごです。
最初に2本の枝を合わせて骨組み(フレーム)を組み、その間を細い枝で編み上げていく作りは、制作の手間ひまはかかるものの、高い強度と耐久性を備えたかごとなります。
持ち手と芯材に栗の木を使うことで、見た目にも変化のある、美しい一点となっています。
フランソワさんの暮らす村では、かつては栗のかご作りが、村の一大産業として盛んに行われていたそう。
その名残で今も良質の材が手に入ることから、フランソワさんは自身のかごにも栗素材を多く取り入れています。
底は丸みを帯びており、置いたとき前後に多少の揺れがあります。この作りのかごに共通する特徴です。
小規模ながらも、各地にかご作りの伝統がのこるフランス。職人からアーティストまで、さまざまな作り手が活躍しています。
自家栽培のヤナギの枝を用い、とても緻密で丁寧な作業をへて作られるフランソワさんの製品は、ヨーロッパ各地で高い評価を得ています。
- ヤナギの枝を利用した手作りの製品です。色むらや表皮の剥がれ、繊維に沿った割れ等が見られる場合があります。素材の性質としてご理解くださいませ。
(表皮の剥がれの例)
- ヤナギの表皮には小さな芽が多く見られます。繊細な布類は引っ掛かることがありますのでご注意ください。また使い始めは天然の甘い香りが気になる場合がございます。時間の経過とともに薄れてゆきます。
- 製品の色合いやサイズは一点一点少しづつ異なります。写真の色や表示サイズは目安とお考えください。
- 高温多湿を避け、風通しの良い場所でお使いください。