バルト三国のひとつ、手仕事の盛んなラトビアの、熟練の作り手によるヤナギのかごです。
半円形のかごに一本ハンドルのこの形は、東ヨーロッパに多くみられる伝統的なスタイル。
こちらは、3色の素材を組み合わせたストライプの模様が目を引く一点です。
丁寧な仕事が伝わる美しい編み目に、シンプルな枝の持ち手が軽やかです。
こまやかなひし形の飾り編みは、縦と横2本のフレームを固定する役割を担っています。
明るくつややかな色合いは、春に採取した若い枝の表皮をむくとあらわれる天然色。
底は丸みを帯びているため、置いた時多少ゆらゆらと前後に揺れが見られます。このタイプのかごに共通する特徴となっています。
本品の作り手は、40年近いキャリアを持つベテランの男性。細部にまで目の行き届いた、こまやかな仕上げを得意としている方です。
ヨーロッパのかごの主な素材であるヤナギは、栽培の歴史も古く、地域によって、品種も加工方法も、編みの技法もバラエティに富んでいます。
ラトビアをはじめとするバルト地域では、枝の外皮を剥き、テープ状に削り整えたものを編む手法が多く見られます。
色は時間とともに少しづつ深まっていきます。
- ヤナギの枝を利用した手作りの製品です。色むらや天然の黒ずみ、小さなササクレ・割れ等が見られる場合がありますが、天然素材の製品の風合いとしてご理解いただいた上で、ご購入いただければ幸いです。
- 使い始めは、ヤナギ独特の甘い香りが気になる場合があります。時間の経過とともに徐々に消えていきます
- 風通しの良い場所でお使いください。高湿度の状態での保管は変質の原因となります。
- 製品の色合いやサイズは一点一点少しづつ異なります。写真の色や表示サイズは目安とお考えください。