「バーキ」とは、ホウライチクで編む沖縄の竹かごのこと。
浅く広めに立ち上がった、ふっくらとしたこの形は、
もっとも沖縄らしいかごのひとつといえるでしょう。
土砂を運搬したり、農作物を収穫したり、魚や芋などを
売り歩くのにも使われ、人々の生活をささえてきました。
この伝統の竹かごを、今も職人として作り続けているのは、
沖縄県認定の工芸士であり、琉球竹細工の第一人者、
津嘉山寛喜(つがやま かんき)さんの工房「北谷(ちゃたん)竹細工」です。
津嘉山さんは、竹細工が盛んな北谷町に、竹細工を家業とする
家の3代目として生まれました。幼いころから父親の仕事を手伝い、
40才を前に本格的に入門。沖縄の伝統的な竹細工の技を
みっちりと身につけてこられました。
琉球竹細工を次の世代へとつなげるために、いまも幅広い
活動を続けています。
沖縄の古い写真には、バーキを頭に乗せて食料を運んでいる
姿が多くみられます。小さめのバーキは、琉球舞踊の重要な小道具としても、
しばしば舞台に登場します。
裏から見ると、ふっくらとなめらかな作りがよくわかります。
底の、四つの小さな足も特徴のひとつです。
(置いた時、多少がたつく場合がございます。)
ご購入の前にご一読ください
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本製品は天然の竹を使った、昔ながらの実用のかごです。竹の表面には、色むらや黒ずみ、小さな割れ等が
見られることがございます。素材の特性としてご理解ください。
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底の中心部に小さな穴が見られる場合があります。これは底編みの際に刺す押さえ釘の跡で、
不良ではありませんのでご了承ください。 -
お届け時の製品の色合いは、一つ一つ微妙に異なります。またお使いいただくとともに、
徐々に茶色へと深まっていきます。 - サイズ・重量も、一点ずつ、多少の差がございます。表示のサイズは目安とお考えください。
- 風通しのよい場所で、乾燥した状態で保管してください。高湿度の状態で放置しますと、変質の原因となります。