
ポルトガルの首都リスボンの北方、サンタレン地域で古くから作られてきた、「BUNHO(ブニョ)」のスツールです。
ブニョとは、ポルトガルの中~北部の水辺に自生するカヤツリグサ科の草で、和名ではオオフトイ(大太藺)。
その名のとおり、太く立派な茎が、さまざまなものづくりに利用されてきました。
夏の間に刈りとり、天日干しで乾燥させたブニョは、軽く、なめらかで、強い素材となります。
これを太く束ねて、力いっぱい巻き上げていくことで、どっしりとした安定感の良いスツールが完成します。

しっかりと体重を受け止めてくれる座り心地のよいスツール。床で作業をする時にほどよい高さです。ソファーのフットレストとしても便利。
いまも制作を続けている数少ない職人のお一人、マヌエルおじいさんが、素材の採取から下処理、仕上げまで、全ての工程を手掛けています。

ブニョをはじめ、水辺や沼地に育つ草には、水質を保ち、ちいさな生き物たちのすみかを提供する役割があります。
草を上手に利用することでその生育環境が保たれ、水辺の環境保全にもつながってきました。
- 本製品は天然の植物を利用した手作りの製品です。色ムラや、ちいさな割れ目・裂け目、圧痕等が見られます。素材の性質としてあらかじめご了承くださいませ。

- 高温多湿をさけ、風通しのよい場所で保管してください。