竹細工の盛んな九州、大分市で竹細工を手掛けている大鍛冶来未(おおかじ くみ)さんの作品です。
「ボートバスケット」は、幾何学的な美しさを持つ六つ目編みの特徴を生かした、おでかけの手提げかご。
透け感の高い かろやかなボディが、厚みのある竹で仕上げた縁と持ち手、底部分によって、しっかりと補強されています。
短めに取り付けた持ち手。重さのバランスが取りやすく、手に提げても、腕にかけても扱いやすいのが魅力です。
底はほぼ正方形。広めの口で中身の出し入れがしやすいのも、使いやすさのポイント。
大分県の豊後高田市に生まれ育った大鍛冶さん。
千葉県の大学に進学し建築を学んだあと、15年近く建築の仕事に携わるなかで、いつしか故郷の手仕事である竹細工に関心を抱くように。習い始めてほどなく、本格的に学ぶことを決意したそうです。
別府市にある竹工芸訓練センターを2021年春に卒業し、amkm(あむくむ)という屋号で活動をスタートしました。
扱っているのは、真竹に油抜きの処理を施した「白竹」と呼ばれる素材です。
竹細工の基本を大切に、それまで培ってきた建築的視点も生かしながら、小さなアイデアをプラスすることで生まれる新鮮さや楽しさを伝えていきたい、と話してくれました。
- 天然の植物を利用した製品です。素材の一部に小さなキズや色ムラ、ササクレ等が見られる場合があります。特に籐の表面の風合いは個体差が大きい点、あらかじめご了承くださいませ。
- 高温多湿を避け、風通しのよい場所で、乾燥した状態でご使用ください。
- 色味は、経年により少しづつ深まっていきます。