webショップ入荷情報(12/8)


イタリア・トスカーナ地方
ロベルト&リカルドさんのオリーブの枝のかご。

イタリアの中部、トスカーナ地方に伝わる、オリーブのバスケットが届きました。

この土地で代々かご工房を営んできた職人一家、ロベルトさんと息子のリカルドさんが手掛けているもの。オリーブオイルの名産地イタリア国内でもめずらしい、地域特有のバスケットです。

リカルドさんがその様子を詳しく教えてくれました。
「材料は、自宅の庭や、友人が農園で育てているオリーブの木です。

毎年根元から伸びる、細くしなやかな一年目の枝を、8月に剪定します。その中から真っすぐなものだけを選び、葉と小さな枝をすべて落とす作業には、かなりの時間を
費やします。

オリーブの枝は、とても強く耐久性の高い素材ですが、その分、編む際の難易度は他の素材よりも高いです。

型を使わずに手作業だけで仕上げるため、ひとつひとつ表情が異なりますが、代々この土地で続けられてきたやり方を大切にしています」

オリーブの枝は、やや紫色をしたグレーの色合い。青空の下に広がるオリーブ畑の風景が浮かんでくるような、素朴なたたずまいです。

◆ハンドル バスケット
https://kagoami.com/SHOP/EIR101.html
ふっくらシルエットにワンハンドル。枝一本一本の個性と対話し、型なしで編みあげていく野趣のあるかごです。

 
◆ケルティック トレイ
https://kagoami.com/SHOP/EIR102.html
ケルトの古い文様を模した、滋味のあるトレイ。オリーブの枝の風合いがよく伝わるシンプルなデザインです。

 
◆ポットマット
https://kagoami.com/SHOP/EIR103.html
ヤナギの紅色と、オリーブ枝のグレーの組み合わせがポイント。壁掛け用のループ付です。

 
◎イタリアのかご
http://kagoami.com/SHOP/191974/list.html

 


秋田のクルミかご 鉄線編みの手つきかご

秋田からは、胡桃の樹皮と桜の枝を組み合わせた、鉄線編みのかごが届きました。

「鉄線編み」とは、6枚の花びらをひろげるクレマチス(鉄線)の花を模した、かわいらしい模様編みです。

縁巻きには、アケビの蔓とヤマブドウ樹皮を組み合わせていて、秋田の豊かな森の気配が伝わってきます。

持ち手には、山桜の枝を使用。樺細工にも用いられる山桜の光沢が、クルミの落ちついた色合いに華を添えています。

◆ クルミ 鉄線編み
小:https://kagoami.com/SHOP/JKM136.html
大:https://kagoami.com/SHOP/JKM137.html

◎秋田のかご
https://kagoami.com/SHOP/90530/list.html

 

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「カレーライスを一からつくる」は、武蔵野美術大学で文化人類学を教えていた関野吉晴さんが、学生たちとともにカレーライスの素材を一から育てるという活動を記録したドキュメンタリー映画です(2016年公開)。先日久しぶりに関野さんとお話しするきっかけがあり、関連する書籍を読み返しました。

医師・探検家でもある関野教授(当時)のゼミは、学生たちにとても人気があるだけでなく、放課後や休日は他の学生や社会人も参加するなどユニークな活動を行っています。

実はわたしたちも数年前、北海道・二風谷でアイヌ文化を学ぶゼミ合宿に参加させてもらったことがあり、植物と動物の骨や角を組み合わせた民具や、伝統食づくりを一緒に体験する機会がありました。

「モノの原点がどうなっているかを探していくと社会が見えてくる。学生たちにカレー作りを通して色々なことに気づいてもらいたい」と考えた関野さん。

カレーライスのプロジェクトは、野菜や米、肉、スパイスなどすべての材料を一から育てる(器やスプーン、塩も海水から作る!)、という壮大な計画で、かかった時間はなんと9か月。

学生たちは、食品がスーパーに並ぶまでの行程をはじめて知り、自身で育てることの苦労と楽しさを体験していきます。そして、やがて肉となる珍鳥(ホロホロ鳥と烏骨鶏)を育てていた飼育スタッフの心も大きく揺れ動いていきます。

「僕らは命をたべていかないと生きていけないんだよ。僕は、動物だけじゃなくて、植物にも命があると思っている」その現実に向き合うことの大切さを、関野さんは語りかけます。

食に限らず、人の生活に欠かせないものを一からをたどると、ありのままの自然の大切さに気づかされていく。関野さんは、日頃忘れがちなことをあらためて気づかせてくれる存在です。

https://www.ichikaracurry.com/intro.html

 

2023.12.8

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