リトアニア
テーブルを彩る繊細な編み模様。
バルト三国の南端に位置するリトアニア共和国。
北海に面し、ラトビア、ベラルーシ、ポーランドと国境を接するこの地には、すでに紀元前1万年頃には人々が暮らしはじめていたそうです。
ゆったりとした雰囲気の首都ヴィリニュスには、中世にタイムトリップしたような古い町並みや、荘厳な建造物が保存されています。
かご細工をはじめ、織り物、編み物、木工など、心くすぐられる手仕事も数多く見られるリトアニア。大国に翻弄される歴史の中で、手仕事が人々の共通の記憶として大
切に守られてきたことも、その理由の一つだと言われています。
リトアニアの古都・カウナスにほど近い村をたずねたのは、6年前のこと。代々続く工房にお邪魔すると、自家栽培の広大なヤナギ畑と、その横に建てられた木造平屋の立派な作業場が印象的でした。この地で長く営まれてきた手仕事であることが伝わってきました。
この地域伝統のヤナギ細工は、直径1~2ミリほどの若い枝を使った、繊細な編みを特徴としています。食卓のトレイとしてはもちろんのこと、ディスプレイ用としてご利用になるお客様も多いアイテムです。
今回は、定番のオーバルに加え、ラウンド型も取り揃えました。
ハンドル付きのテーブルかごも、再入荷しています。
◆オーバル トレイ
M: https://kagoami.com/SHOP/ELK301.html
L: https://kagoami.com/SHOP/ELK302.html
◆ラウンド トレイ
M: https://kagoami.com/SHOP/ELK311.html
L: https://kagoami.com/SHOP/ELK312.html
◆テーブル バスケット
https://kagoami.com/SHOP/ELK310.html
◎リトアニアのかご
https://kagoami.com/SHOP/154384/list.html
松山 松田由紀さんの角物細工
「サイコロ」かごが初入荷
愛媛・松山の松田由紀さんは「角物細工」を専門とする竹細工職人。
はじめに数十種類ものパーツを制作してから、こまかく正確に組み立てていく「角物」は、西日本、特に九州に受け継がれてきた技法のひとつで、一般的な竹細工の技術に加え、特別な熟練を要します。
松田さんは大分・別府にてその技術を学んだあと、数年間の修行期間を経て、昨年出身地の松山に工房を構え、本格的な活動をスタート。当店にもすでに、さまざまな
形の角物を届けていただいています。
そして、今回はじめて手掛けていただいたのは「正方形」のシリーズ。
ふた付き&手つき。どの面から見てもキューブ状の、とても愛らしい形です。
◆サイコロ
小:https://kagoami.com/SHOP/JOC309.html
大:https://kagoami.com/SHOP/JOC310.html
「自分自身が本当に使いたいと思えるデザインや仕上がりになるように、ひとつひとつの作業を適正に積み重ねていくことを大切にしています」
という言葉の通り、細部までていねいに仕上げられた松田さんの角物細工です。
◎愛媛のかご
https://kagoami.com/SHOP/116510/list.html
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毎年恒例となっている『蒜山かご 展』は、明日から3日間の開催となります。
岡山県北部・蒜山高原に伝わる「がま細工」の魅力を、もっと地元の皆さんに知ってもらおう!とはじまったこのイベントは、今年で3年目を迎えます。
「蒜山蒲細工生産振興会」のみなさんによるガマ細工の実演・販売会とともに、倉敷でいぐさかごを手掛ける「須浪亨商店」さんと、当店カゴアミドリが出店します。
今回もイベントスペースを提供してくださるのは「蒜山耕藝」の高谷さんご夫妻。お二人が営む食堂「くど」が会場です。
東京から蒜山に移住した高谷さんのことを新聞記事を読んで知ったのは、今から10年ほど前のことでした。
東日本大震災をきっかけに、農家になることを決意した高谷さんご夫妻は、東京からこの土地に移住し、農薬や肥料を使わない「自然栽培」という農法で、お米や野菜を作っています。
移住先に蒜山を選んだ理由をたずねると、水がきれいでとてもおいしかったこと、ありのままの自然の風景がうつくしかったこと。
そして、経済成長とは無縁の手つかずの場所であったことに、逆に魅力を感じたそうです。
移住から12年。蒜山で活躍するお二人の存在を知って、今ではたくさんの人々がこの土地に移り住んで来ています。
『蒜山かご展』の3日間は、蒜山耕藝で育てた作物を中心にしたメニューもお楽しみいただけます。お二人の実直な活動と人柄が伝わる「くど」の空間に、ぜひおはこびください。
『蒜山かご展』
https://kagoami.com/store/blog/2023hiruzenkougei/
【会場】蒜山耕藝の食卓 くど
岡山県真庭市蒜山下和1418-2
TEL 0867-45-7145
URL:http://hiruzenkougei.com/
【会期】5月13日(土) ~15日(月)
11:00-17:00(最終日16:00まで)
2023.5.12