webショップ入荷情報(4/28)


インドネシア フローレス島より
パルミラ椰子のかご が届きました。

南国インドネシアからは、花の島とよばれるフローレス島より、椰子のかごが入荷しました。

熱帯雨林から2000メートル級の山々まで、豊かで多様な自然が広がるこの島では、つややかな「パルミラ椰子」の葉を使ったかごづくりが古くから盛んでした。

このかごを当店に届けてくれるのは、インドネシアの若い社会起業家たちが立ち上げた「Du Anyam(ドゥアニャム)」です。

出稼ぎのために島の外で働く男性たちに代って、畑仕事などの重労働を担ってきた女性たち。子どもたちの栄養や医療、教育面の問題もある中、身近な手仕事を通じて生活を支えようと、2014年から活動を続けています。

なめらかな椰子の葉をほそく割き、こまやかに編み上げた、南太平洋の文化を映し出すかご。
深かごの「SOBE(ソベ)」と、六角形のふたつきかご「DESE(デセ)」が、それぞれサイズも豊富に並びました。

◆パルミラ椰子 -SOBE-(深かご)

mini: https://kagoami.com/SHOP/SID301.html
S: https://kagoami.com/SHOP/SID318.html
M: https://kagoami.com/SHOP/SID302.html
L: https://kagoami.com/SHOP/SID316.html

◆パルミラ椰子 -DESE-(蓋つきかご)

S:https://kagoami.com/SHOP/SID306.html
M:https://kagoami.com/SHOP/SID313.html
足つき:https://kagoami.com/SHOP/SID319.html

 
最近では、作り手たちが集う工房にソーラーパネルを設置する取り組みにも力を入れているドゥアニャム。

国内の50を越える村、数多くの作り手たちと手を取り合いながら、インドネシアならではの伝統的な手仕事、環境に配慮したもの作りを推進しています。

◎アジアのかご
https://kagoami.com/SHOP/90574/list.html

 


大分 児玉美重さんより、
「結かご」「鉄鉢」が届きました

別府にて竹細工を学んだのち、2011年より杵築に工房を構え、活動を続けている児玉美重さん。日常の道具としての使いやすさとともに、手ざわりのやさしさにこだわった作品を手掛けています。

「結かご」は、六つ目編みをベースに編んだ、横長シルエットの手提げかご。軽やかで透明感のあるたたずまいが特徴的です。

◆結かご https://kagoami.com/SHOP/JOM106.html

 
「鉄鉢」は、お坊さんが托鉢につかう鉄の器を模した丸いかご。別府竹細工を代表する造形の一つです。

極細に整えた竹ひごを使った「輪弧編み」とよばれる手の込んだ作りにも関わらず、さわやかな印象に仕上げられているのが児玉さんならでは。底面にのぞく麻の葉模様がアクセントになっています。

ぶれのない精緻な仕上がりは、途切れることのない集中力のたまものです。

◆鉄鉢
小:https://kagoami.com/SHOP/JOM302.html
大:https://kagoami.com/SHOP/JOM303.html

◎九州のかご
https://kagoami.com/SHOP/107293/list.html

 

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ただいま国立の店舗では、北海道・中川町で活動する二人の作り手による『森のうつわと樹皮のかご 展』を開催中です。

ヤマブドウとシラカバ樹皮でかごを編む入舩絵美さん。タモ、ニレ、カバ、センノキ、キハダなど、北の大地に育つ木々を削った器をつくる高橋綾子さん。お二人の手がける作品からは、豊かな森の姿が伝わってくることと思います。

高橋さんが好んで使う素材は、ねじれのある木や節・枝の分かれ目など、「未利用木材」とよばれ、これまで森に残されてきた木材たちです。ここ最近は、木質バイオマス発電のエネルギーとしても注目が高まっていますが、個性ある表情を生かした日用品に変えることで、木にあらたな命を吹き込むことにつながっています。

つい最近、新緑となった桜並木を歩きながら、ふと気づいたことがありました。太く成長した樹齢の高い桜の幹はどれも、右回転にねじれていたのです。

このような樹木のねじれを「螺旋木理」とよぶそうで、ソメイヨシノの場合は遺伝的なものらしいのですが、どちらの方向にねじれるかは、そのときの傾斜や風向きによって変わるのだそうです。

ちなみに「木目」とは、地面と平行に切った年輪が分かる模様のことで、「木理」は垂直に切ったときに見える模様を言い、空に向かってまっすぐ成長してきたのか、そうでなかったのかを知ることができます。

これまで特に意識せずに使っていた木の道具も、木目と木理を観察することで、より愛着のあるものへと変わっていくかもしれません。

2023.4.28

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