スペイン カスティリヤ地方
ダビドさんの栗のかご
スペインの北部に位置するカスティリア地方。豊かな森に囲まれた小さな村に、
栗の木を使ったかご作りの技が受けつがれています。
乾燥地帯の多いスペインの中にあって、みずみずしい広葉樹の森に恵まれたこの地域。
村の周囲には栗の自然林が点在し、村びとみんなで適度に手入れしながら、100年以上にわたってその恵みを大切に分かち合ってきたそうです。
名産の栗ペーストも魅力的ですが、村の一番の伝統は、栗材を利用したさまざまなかごづくり。
代々の職人家系に生まれたダビドさんは、歩けるほど近くにある栗の森で材料を調達し、さまざまな形のかごをナイフ一本のみで完成させていきます。
豊富なバリエーションは、食卓やキッチン、リビングから寝室まで、さまざまな場所の収納に活躍してくれます。
<テーブル周りのかご>
◆丸かご 浅
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◆丸かご 深
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◆トレイ(長方形)
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<棚置きや床置きのかご>
◆収納かご
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◆深かご
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◎産地を訪問しました
https://bit.ly/2KFZtBL
◎スペイン 栗のかご
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愛媛・松山より
松田由紀さんの角物細工が届きました
「角物」とよばれる四角い竹かごを手掛けている松田由紀さんは、愛媛県松山市のご出身。
2019年に別府の竹工芸訓練センターを修了したのち、数年間の修業経験を経て、昨年独立。工房「竹葉(ちくよう)」を立ち上げました。
今年から地元・松山に拠点を移して、本格的な活動をスタートさせています。
「角物」とは竹細工の種類の一つで、その名の通り、四角い箱型のかたち。細い竹ひごを使う一般的な編みかごとは異なり、数十種類ものパーツを正確に組み立てる技術や経験が求められます。
ふた付き、丁番付き、持ち手付きなど、同じ形の角物でも、さまざまなアレンジが可能な点も特長のひとつです。
松田さんは、自分自身が本当に使いたいと思えるデザインや仕上がりになるように、
ひとつひとつの適正な作業の積み重ねを大切に、角物づくりに向き合っていらっしゃいます。
今回は、長方形のふた付きをベースにした新商品が、5アイテム入荷しました。
高い実用性とともに、緻密な美しさを備えた松田さんの角物。日々使うよろこびを感
じていただけることと思います。
◆長方形 (深型 手付き 丁番有)
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◆長方形 (浅型 手なし 丁番無)
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「長方形 手つき」を作るには、計17種類、113個もの竹のパーツを必要とします。
パーツごとに適した竹材は異なるため、節間の長さ、節の位置、素材の柔らかさなどによって材料の割り振りを行っていきます。
長いパーツ、幅広のパーツから順に、幅・厚みの割り剥ぎを行い、角度が必要なもの
については、アルコールランプで火曲げを行います。
今後も、異なる形やサイズなど、新作が加わっていく予定です。ぜひそちらも楽しみにしていただけたらと思います。
◎愛媛 角物細工
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この週末は、現在国立店で開催中の企画展にあわせて、長野の竹細工職人・井上湧さんが在店してくださいました。
あいにくの空模様の二日間でしたが、幅広い年代のお客様に来店いただき、とてもにぎやかな店内となりました。
井上さんは6人家族。長野県南部・阿南町の山深い地域で、食べ物とエネルギーの自給を取り入れながら、循環をテーマにした暮らしを実践しています。
そんな家族の生活の様子や、4人の子供の成長を綴ってきたご両親によるブログには
ファンも多く、14歳で竹細工をはじめた湧さんをずっと見守ってきた方も。
20歳となった現在の成長ぶりを、我が子のように喜ばれているお客様の姿がとても
印象的でした。
> はじめての竹籠づくりの様子
さまざまな世代の方と気さくにおしゃべりし、質問のひとつひとつていねいに答える
湧さんの姿に感銘を受けつつ、私たちも一緒にたのしい時間を共有させてもらいました。
国立店の会期は、いよいよ残り三日間となりました。品数は少なくなってきたものの、見ごたえのある竹の道具をまだまだご覧いただけます。
また、5月には松本店でも開催を予定していますので、ぜひたくさんの方にご覧いただければ幸いです。
会場の様子 > こちら
2023.3.31