ラトビアより、テーブルを彩る
白樺のカゴ&トレイが届きました。
バルト三国の中央に位置するラトビア。東北6県をあわせたほどの国土に、約190万(東北の1/4以下)の人びとが暮らす、森と湖にめぐまれた美しい国です。
バルト海に面し、北ヨーロッパの交易ルート上にあるこの国には、バイキングにはじまり、ギリシャ人、十字軍など、さまざまな民族や勢力がやって来ては通りすぎ、貿易の要所として繁栄してきました。
かご作りをはじめ、織物や編物、木工、製陶などの手仕事が今もとても盛んなのは、外国に翻弄された歴史の中で、民族独自の伝統を守り育てようとする意識が高かったことにも理由があるようです。
マーダラさんは、美術畑出身の女性の作り手。ご主人も、おじいちゃん・おばあちゃんも、みんなで白樺細工に携わっている手仕事一家です。
素材の丁寧な下処理と、引き締まった編み加減。乾燥を防ぐために、樹皮に蜜蝋と植物油をブレンドしたオイルを塗り込んで、念入りな手入れをほどこしています。
キッチンや食卓など、暮らしに取り入れやすい、シンプルで実用的なかごが種類豊富に揃いました。
◆パンかご
しっかりと丈夫な編みがよく伝わる一点。さまざまな用途にお使いください。
S:https://kagoami.com/SHOP/ELM307.html
L:https://kagoami.com/SHOP/ELM308-3.html
◆カトラリートレイ
https://kagoami.com/SHOP/ELM318.html
すこし長めのお箸も収まるよう、約26cmの長方形に仕上げました。
◆トレイ
https://kagoami.com/SHOP/ELM313.html
キッチン周りの整理に便利な長方形。カトラリートレイより幅広サイズです。
◆壁掛けのかご
https://kagoami.com/SHOP/ELM311.html
コルネ型がかわいい一点。ナプキン入れにもお使いいただけます。
◆ミニ キャニスター
https://kagoami.com/SHOP/ELM316.html
精巧につくられた、ちいさなちいさなキャニスター。アクセサリーの保管に。
森から採取した白樺樹皮を無駄なく使うため、アイテムごとに異なる部位や色味で仕上げています。
一点ごとに、色や模様、質感などに多少のばらつきがございますこと、あらかじめご了承ください。
◎ラトビアのかご
https://kagoami.com/SHOP/111042/list.html
リトアニアのかご職人
ユオーゾさんのテーブルトレイ
ラトビアの南隣、リトアニア共和国からは、繊細な編みが目を引くヤナギのトレイが入荷しています。
古都カウナス郊外のちいさな村で、伝統のかご作りを受けついでいる3代目職人のユオーゾさんとご家族によるものです。
直径1~2ミリほどの若いヤナギの枝を使って、手の込んだ飾り編みで仕上げる、この地域独特の細工。
パンかごやフルーツかごとして。使わない時は、インテリアとして壁に飾っているというお客さまも多いアイテムです。
お花のような編み模様の「ラウンドトレイ」、シンプルなクロス編みが特徴の「フルーツバスケット」も新たに入荷しています。
春の食卓を彩るテーブルのかごが揃いました。
◆ラウンド トレイ
M: https://kagoami.com/SHOP/ELK311.html
L: https://kagoami.com/SHOP/ELK312.html
◆フルーツ バスケット
https://kagoami.com/SHOP/ELK313.html
◆オーバル トレイ
https://kagoami.com/SHOP/ELK301.html
◆オーバル バスケット(ハンドル)
https://kagoami.com/SHOP/ELK305-1.html
◎リトアニアのかご
https://kagoami.com/SHOP/154384/list.html
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明日3月11日は、写真家の大西暢夫さんによる「職人のつながり」をテーマにしたトークイベントを、松本店で開催します。
大西さんにはじめて出会ったのは12年前。東日本大震災のボランティア活動のために滞在していた岩手県宮古市の宿で、たまたま話をしたのがきっかけでした。
この時は、津波の被害にあった沿岸部600キロの取材を数か月にわたって続けながら、地元・岐阜新聞の連載記事で、現地の生の声を伝えるジャーナリストとして活動されていました。
その後も、ダム建設や自然災害、精神科病棟など、重いテーマを取り上げながらも、現場に足しげく通って、寄り添うような目線で取材を重ねる姿に、たくさんの影響を受けてきました。
今回のトークイベントでは、昨年発売された写真絵本「和ろうそくは、つなぐ」の販売を記念して、「職人同志のつながり」をテーマにしたお話しを聞かせていただきます。
日本の伝統的なものづくりの取材歴も長い大西さん。和ろうそく職人を訪ねたのをきっかけに、染色・和紙・陶器・墨・漆・筵など、身近な植物をうまく利用してきた職人たちの知られざるつながりと、植物の循環が浮かびあがってきました。
大西さんだからこその、現場取材の賜物のような物語。わたしたちもとても楽しみです。
3月11日(土)
『和ろうそくは、つなぐ』写真家・大西暢夫さんトークイベント
カゴアミドリ松本店
https://kagoami.com/store/blog/matsumoto-12/
2023.3.10