かご小話: 白樺の皮を採取する

夏の山を歩いていると、カバノキの樹皮がヒラヒラときれいに
剥がれ落ちるのを目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。

これは白樺やダケカンバ、樺桜など、カバノキの仲間に共通する性質で、
春から夏時期になるとホルモンが分泌され、脱皮するかのようにきれいに
皮がはがれるのです。

なかでも白樺の皮は厚くて丈夫、水にも強いため、古来からかごなどの
容器のほか、靴や帽子、果てはカヌーなどなど、様々な生活道具の素材として
活用されてきました。

水に強いのは、脂分を多く含んでいるからで、よく燃えるため、
焚き火の焚きつけにもよく使われたりするそうです。

季節を見計らって採取された白樺樹皮は、汚れた外皮を剥ぎ落とし、
丸まってしまわないように重しをのせて、しばらくの間乾燥させておきます。

白樺樹皮のシート

平らなシート状になったところで、細長いテープ状にカットしていきます。

テープは幅と長さ、厚みによって分類され、「適材適所」の製品が作られて
いきます。たとえば、大型で耐久性のある製品には、厚くて丈夫なテープを
使用することになります。

編み途中の白樺バスケット。
こちらはフィンランドの作り手さんの写真です。

つくり手によっては、編む前に植物油を塗り込んでから製作することも
あるようです。

この油分を豊富に吸収できる性質が、動物の革にも似た
しなやかな感触を生み出しているのでしょう。

◎フィンランドの白樺細工
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◎ブログ記事:白樺のふしぎ
http://kagoami.com/store/blog/blog-post_18-11/