白樺の秘密

先日、白樺でかごを編むワークショップに参加してきました。

先生は、白樺のかご作家のユーリさん。
本場スウェーデンやフィンランドで、現地の作り手を自ら訪ね、
かごを編む技術や文化を学んでこられました。
現在は、茨城県つくば市にある小さな森を拠点に活動されています。

これまで、竹をつかったかごを編んだことはあったのですが、
北欧の素材である白樺のかご作りを、日本で体験できるとは思っていませんでした。

気持ちの良い秋の森で、かごを編む作業の、なんと楽しいこと!
時間をわすれて熱中してしまいました。

立っているのがユーリさん。
難しい顔で編んでいるのが当店の伊藤です

底部分を編み終わると、こんな姿

外側に折り返して、、、

完成!

そして、なんといっても興味深かったのはユーリさんのお話でした。
白樺という木の魅力、一年のほんの短い時期にだけ採れる樹皮の不思議、、、

ほんの一部ですが、ここで皆さんにご紹介できればと思います。

           ◆ ◆ ◆

白樺は、北欧に住む人々にとても愛され、生活に欠かせない樹木です。

また森にとっても、マザーツリーと呼ばれるほど重要な存在。
樹齢は短く、だいたい人の一生と同じくらいです。
水をたっぷり含み、早いサイクルで自然に帰っていくため、
新しい森を豊かな土壌へと変化させる役割を担っています。

樹皮が採取できるのは、6月~7月の4週間ほどの時期だけ。
この時期になると、木の幹にスーッとナイフを入れるだけで、
パリパリッと音を立てて、自然に皮がはがれてくれるのです。

皮を剥いだ部分は再生されますが、元に戻るまでには十年以上を要します。
そこで、かご職人たちは樹齢50年を過ぎ、ほぼ役目を終えた
古木からしか、樹皮を採らないようにしているそうです。

ひと夏に採れる量には限りがあり、大量生産ができないゆえに
白樺のかごはとても大切に使われてきたのです。

           ◆ ◆ ◆

いま日本国内の白樺を使ってのかご作りの可能性を模索して
おられるユーリさん。これからの活動がとても楽しみです!

Hantverk ユーリさんのHP
http://www.cocoronet.net/index.html