かご小話: 白樺のふしぎ

森を豊かにする白樺の秘密について、先日すこし書きましたが(こちらです)、
奥深いその魅力をさらにご紹介していきたいと思います。

 

白樺の木
白樺が白く見えるのはなぜなのでしょう?
それは、外皮にベチュリンという白い物質が含まれているからです。
ベチュリンには抗酸化作用があって、白樺の木が倒れて中が朽ちても、
皮の部分だけは腐らずに長く残ります。
何十年経っても変わらずに使える白樺製品の強さの秘密は、この
ベチュリンにあったのですね。

白樺細工の歴史が古いロシアでは、昔から食品の保存容器として
白樺が使われてきました。

物を腐らせないその性質をよく知っていた先人の知恵だったのですね。

白樺のキャ二スター

一方、白樺樹皮には脂分も多く含まれていて、水に強く、燃えやすい
性質があります。たき火の焚きつけには最高の素材なのだそうですよ。

そんなことから、白樺細工のお手入れにも、油がよいようです。

表面の乾燥が気になりはじめたら、食用油を塗り込んで
油分を補給してあげると、本来のつやと手触りが戻ってきます。

先日はじめて自分で編んだ白樺のパンかごも、適度にお手入れしながら
愛情込めて長く使っていきたいな、と思っています。

朝子