かご小話: かごの文化。人類の移動の文化。

カゴアミドリには、日本の各地から、そして世界各国から様々な
かごが送られてきます。

箱をひらいて、精巧な編み目を見るたびに、
作り手の方たちがそれに費やした時間や労力の大きさを感じます。

また、遠く離れた国のかご同士が、なんだか似ているなあ~と感じる機会
も多くあり、そんなときには人の移動とともに伝わっていくかごの文化に
思いを馳せることが出来るのです。

スウェーデン・ヘーゼルのバスケットもその一つ。

リブ(あばら)と呼ばれる代表的な形は、背骨とあばら骨を形成するように
編みこむ美しい技法で、特にヨーロッパやアメリカでよくみられる形です。

歴史的に見たら、まだかなり日が浅いアメリカ合衆国。
そこにこうした技法のかごが多くみられるのは、ヨーロッパ系の移民によって
文化が伝えられたからでは?と想像が膨らみます。

そして、アフリカと北米のネイティブアメリカンがつくるバスケットの表情が、
とても似ているのはなぜでしょうか?

人類誕生の地、アフリカからゆっくりと人の移動がはじまりました。
アメリカ大陸と陸続きになった氷河時代。大切な食糧や道具をたくさん
かごに積み込んで、アメリカへと渡っていく人びと、、、そんな光景が浮かんできます。