奥会津で過ごし、おもうこと。

こんにちは。征一郎です。
週末はいかがお過ごしでしたか?

我が家は、週末は福島の奥会津へ行ってきました。
目的は、編み組みの盛んな奥会津・三島町で行われる「工人祭り」を訪れること。

年に一度開催されるこの二日間は、手仕事の品々を愛する人々が集まり、
わずか人口2000人ほどの村に、その数なんと10倍近い人々が集まってくる
町の大イベント。

ちなみに、「工人」とは、この土地でものづくりをする人のことをいい、
今年は25回目となるそうです。

しかしながら、かねてから作り手の方や、関係者の口からは、今年は原発事故の影響で、
あまり人が集まらないかも・・・と心配の声を聞くことが多くなっていました。
そんな中、家族とともに楽しみながら、日ごろお世話になっている作り手のみなさんに
ご挨拶したいと思っていたのでした。

(朝の只見川を覆う一面の川霧。雨が多いこの時期だけに見られる幻想的な景色です。)

そして6月11日といえば、震災後ちょうど三か月。
このタイミングに福島を訪れ、地元の方々と直接触れ合う機会を持つことは
とても意味があるように思えたのです。

この旅には、かつての同僚である「石ちゃん」も同行することに。
彼女はかご好きであると同時に、カゴアミドリの開店当初より、なにかと手助けしてくれる
心強いサポーターなのです。

そんなわけで、行ってきました工人祭り!
一日雨の予報も、午後には晴れ間を見せ、たくさんの人で賑わっていました。

日頃お世話になっている、たくさんの作り手さんたちの元気な姿を確認することができました。

地元の郷土料理も楽しみの一つ。
山菜のてんぷらに、きのこ汁にヒメマス、会津地鶏・・・。

どの食べ物のブースや運営も、地元の方たちによるもの。みなさんも楽しそうに
働いているのが印象的です。

午後は、只見川流域を離れ、南会津方面へと向かい景色を満喫しました。
今はこの土地で種を蒔き、稲を植えるのに最適な季節。
山と川に囲まれた集落に、水田に蛙の鳴き声が響き渡ります。

このだれにとっても懐かしいのどかな風景が、いつまでも続いてほしいなあと思うとき、
同じ福島県である太平洋側地域の状況がどうしても頭をよぎります。

どんなに時代が進んでも、残していきたい自然と寄り添う暮らしのサイクル。
そんなヒントが奥会津に暮らす人々の生活の中に、隠されている気がしていました。

(金山町の民宿「朝日荘」の部屋からの風景。おいしいごはんと、笑顔のオーナー。
夜は蛙の大合唱に包まれるおすすめの宿です。)

期間中は、約18000人の来場者があったようです。
例年より訪れる人の数はすこし少なかったかもしれませんが、
その分、作り手と使い手の距離が縮まった二日間だったことでしょう。

(並んで座ったおばあちゃんたちがかわいかったなあ~)
征一郎