買う力 ―フェアトレードデーに寄せて

今回の震災を経て、私は「買う」という行為のもつ力を、改めて
実感したような気がしています。

被災地のものを買って応援しよう!という動きは、まさに購買のパワーを被災地に
向けるための運動。
その本質は、フェアトレード運動の理念にも近いのかな、と感じます。

たくさんの選択肢がある中で、自分の関心のある、応援したい地域のものを選ぶ。
買うことで作り手の人たちが暮らす社会を支えよう、という考え方。

国内であれ、海外であれ、買い物を通じて生産者やその生産地域に
「投票」できるんだということを、フェアトレードの理念は教えてくれました。

カゴアミドリでも、まずは良質で日本の生活にも馴染むかご、というのを基準に
製品を選びますが、
アジア・アフリカの製品については、認証の有無にかかわらず、フェアトレードの
考え方を取り入れて、生産者の利益を考えながら取引している方の製品を
選ぶようにしています。

さて今日、5月14日は世界フェアトレードデーです。
日々、選んでものを買うこと、あるいは買わないことが、社会を変える力になることを、
今一度、心に刻む日にしたいと思います!

伊藤朝子