かご小話: ボルガ地方のバスケット

多様な素材と技法、カラフルな色どりが目を引くアフリカのかご。

中でも「ボルガバスケット」と「ラウンドバスケット」は、
日本でもよく知られ、人気の高い定番製品の一つです。


ボルガバスケット
ラウンドバスケット


産地はどちらも、カカオで有名な西アフリカのガーナ。
その最北端にあるボルガタンガの町とその周辺です。

伝統的にかご作りが盛んなこの一帯では、「ナピアグラス」という草を
素材に使います。背の高いイネ科の草で、別名はエレファントグラス。

茎の部分に撚りをかけ、染色などの工程を経て、すべて手作業で
バスケットが編みあげられていきます。

「ボルガバスケット」のほうは、一本持ち手に巻かれた、赤い山羊革が特徴です。

革を巻く作業は、ボルガタンガから十数キロ先の国境を越えて、
ブルキナファソ側でも行われています。

山羊革は、現地では大変貴重な素材。すみずみまで余すことなく使うため、
重ねたり、つぎはぎしたりと、様々な工夫のあとが見られます。

一方「ラウンドバスケット」は、ボルガ地方の中でも特に質の高いかごを
生産しているニャリガ村の特産品。

家庭ごとに伝えられてきたかご編みの技は、近年、気候の厳しいこの地に
貴重な現金収入をもたらす産業として、大きな発展を見せています。

日本の海外青年協力隊もこの村に派遣され、バスケット産業の発展の
ために活動しているそうですよ。

バスケットの市場が世界に開けたことによって、村では、貧困が軽減され、
障害を持つ人の雇用が生まれたりと、生活が大きく向上したそうです。

遠く離れた国から届けられる、手仕事のバスケット。

それを手にとったとき、私たちとはまったく異なる生活を送っている
人々の暮らしの姿や、日々の営みまでも感じことができるような、
そういうかごを探していきたいと思っています。

◎ブルキナファソ・ガーナのかご
http://kagoami.com/SHOP/90572/list.html