かご小話(2) : ナツメヤシとオリーブ

パレスチナのかごに使われているのはナツメヤシ(デーツ)や
オリーブの枝。地中海沿岸ならではの素材です。
ナツメヤシは、ヨルダン渓谷を中心に、多くの農家で果実用に
栽培されています。秋に実を収穫した後、不要になった枝を集めて、
半年以上乾燥させてから、かご用に整えて使います。
オリーブは、その年に芽吹いた若い枝だけを採取します。
夏の終わりから冬にかけて採れますが、ナツメヤシと違って、
乾燥させると使えなくなるため、かご用に集めておける枝の量は
限られます。
そのためオリーブの枝だけで編むかごは非常に貴重で、
大抵はナツメヤシのかごの縁飾りなどに部分的に使うことが多いのです。