かご小話(19) : 白樺の樹皮を編む

白樺の木の皮を利用したかごは、スウェーデンやフィンランドから
ロシアのシベリア地方まで、広い地域でつくられています。
色合いが暖かそう、というだけでなく、実際に保温性が高いので、
スリッパなど身につけるものもよく作られています。
白樺のルームシューズ
あめ色に変わるのを待ちつつ、長い年月にわたって使えることも
白樺製品を持つ楽しみの一つといえるでしょう。
樹皮が収穫できるのは春です。木を守るため、収穫は樹液が分泌される
この時期に限られるそうです。
採ってきた樹皮は大きく切り、製作の時まで冷暗所に保管されます。
編む段になると、樹皮をきれいに拭き、丸まってこないように重い石などを
乗せて、伸ばします。乾燥させてしまうと、それはもう使えません。
編みやすいように細長く切り分けて、丁寧に編みあげれば、
一生もののかごの出来上がりです。