栃木県、那須高原の篠竹のざるです。
ここで作られているのは、昔ながらの暮らしの道具としての素朴な竹細工。細い竹を六つ目に編んだかごやざるは、関東では広く「めかい」と呼ばれていたそうです。
こちらは、食卓サイズの浅ざるです。
懐紙などを敷いてお皿のように使ったり、もちろん調理道具としての強度も十分です。
手ざわりはしっかりと堅く、耐久性の高さを誇る日常の道具であったことが伝わってきます。

ちょっと渋めのマットな肌合い。色は時間とともに褐色へと変化し、味わいを増していきます。
細くてしなやかな篠竹は、笹の一種で、東日本に比較的多く生育します。今もいくつかの地域に篠竹細工の伝統が受けつがれています。
栃木県の那須もそのひとつ。那須連山のすそ野に自生する篠竹は、丈夫でしなりがよいと評判が高く、昭和の半ばころには、専業の作り手さんが数多く活躍していました。
- 天然の植物を利用した昔ながらのかごです。ひごの一部に割れや折れ、節まわりの欠けや黒ずみ、天然の黒い成分の付着などが見られます。あらかじめ何卒ご了承くださいませ。

- 置いた時、多少の傾き、がたつきが見られることがあります。
- お届けする製品の色合い・風合いは一点一点異なります。 またサイズ・重量にも、多少の誤差がございます。表示のサイズは目安とお考えください。
- 風通しのよい場所で、乾燥した状態で保管してください。(高湿度の状態で放置しますと、変質の原因となります。)