フランス南東部 ローヌアルプ地方に暮らす女性かご作家、シモーヌさんがつくるヤナギのかご。
豊かな自然に囲まれたアトリエを拠点に、基本となるヤナギ細工の技法を大切にしながら、使いやすく、ちょっぴり遊び心のあるアレンジを得意としている作り手さんです。
こちらは、浅めのオーバル型に仕上げた、ワンハンドルのかご。
編み模様の個性を際立たせた、シンプルながらも味のあるフォルムが印象的です
底部分は、フランスの伝統的な技法にのっとった作り。側面には、3本のヤナギを交差させながら編みすすんでいく「ブルキナベ」と呼ばれる技法を採用しています。
持ち手の芯(見えない部分)には、栗の枝を使用。その周囲に、捩じりをかけたヤナギの枝をしっかりと巻き付けていきます。持ち手の強度を高めるための、昔ながらの巻き方です。
グレーやグリーン、ブラウンが入りまじった天然色。色や形がわずかづつ異なり、一点一点に味わいがあります。
かつては酪農にたずさわっていたというシモーヌさん。冬の間に出来ることをと考えて始めたのが、かご作りだったそう。職人さんのもとで技術を学び、2006年より専業の作り手として活躍されています。
- ヤナギの枝を利用した手作りの製品です。色むらや外皮の剥がれ、割れ等が見られる場合がありますが、天然素材の性質としてあらかじめご理解くださいませ。
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製品の色や細部の仕上がりは一点一点少しづつ異なります。写真の色や表示サイズは目安とお考えください。
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使い始めは、ヤナギ素材の天然の甘い香りが気になる場合があります。時間の経過とともに落ち着いていきます。また、ヤナギの表面にはちいさな芽が見られ、乾燥により剥がれ落ちることがあります。
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風通しの良い場所でお使いください。長時間の水濡れや直射日光は、変質の原因となりますのでご注意ください。