沖縄・八重山諸島の石垣島にて、長く民具づくりを手掛けてきた
作り手による「月桃」のかごです。
月桃は沖縄ではなじみの深い常緑の草。
こちらは、「アンツク」と呼ばれる昔ながらの縄のかごを元に、
小さな手提げかごに仕立てたものです。
葉柄をほそく割いて乾燥させ、撚って小縄にしたものを、
木型を使いこまやかに編みあげています。
明るい色あいと、ハリのある素材感、そしてかろやかさが特長です。
横幅20センチほどの小ぶりの1点。
着物との組み合わせやサブバッグに最適です。
<沖縄の月桃のかご>
小さなかわいい花を鈴なりに咲かせる月桃。
亜熱帯地域に育つショウガ科の草で、沖縄ではサンニンとも
呼ばれています。
さわやかな芳香を持つことで知られ、葉はお茶にしたり、
お餅を包んで蒸したり。
天然の防虫抗菌効果も高いことから、沖縄の暮らしの中で
さまざまに活用されてきた身近な植物です。
制作の過程で香りは薄まっていますが、
使い始めは、月桃の芳香がわずかに感じられることと思います。
※作り手さんが2024年春に大阪に移転されたため、
生産地は大阪と記載しております。
移転後も、沖縄にて採取された素材を使って制作を
継続されています。
ご購入の前にご一読ください
- 天然の植物を利用した手作りの製品です。色むらや部分的な変色、こまかな飛び出し等が見られます。素材の特性としてあらかじめご理解くださいませ。
- 縄の撚りの力により、若干の歪みが生じます。細縄のかごの性質としてあらかじめご了承下さいませ。
- 月桃の香りがわずかに残っています。時間の経過とともに消えていきます。
- 風通しの良い場所でお使いください。高湿度の状態での保管は変質の原因となります。