【3/14(土) タネ福市 出店者紹介 vol.6】有機人参使用まるごとジュース

続いて紹介するのは、昨年のタネ福市でも大人気だった人参ジュース、
二本松有機農業研究会の「有機人参使用まるごとジュース」です。

冬を越した有機人参の甘み、やわらかい繊維がまるごと入った自慢のジュース
が今年も届きました!

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福島県二本松で生まれ、1960年から農業を営む大内信一さんは、
就農10年目に「本物の農業をやりたい」と、農薬や化学肥料を使わない
有機農業に転換しました。
その後、志を同じくする仲間たち15人とともに「二本松有機農業研究会」を
つくりました。

大内さんにとって「本物の農業」とは、ただ作物さえ作ればよい、経済的利益に
なればいい、という今の工業化された農業ではなく、安全な食べ物と環境を守るもの。

長年、地域や人とのつながりのなかで、何とか有機農業を根付かせようと
取り組み、手間をかけて地域づくりをすすめてきた大内さんたちは、
2011年3月11日の震災後に発生した東京電力福島第一原発事故により、
農地の放射能汚染という問題に向き合わなければならなくなりました。

畑の土壌がセシウムで汚染されたために、農作業時の被曝の問題、
そして、作ったものを出荷してよいのかという問題と向き合ってきました。
作ったものを喜んで食べてもらえないから、と農業をやめてしまった仲間、
福島では有機農業は続けられない、と別の地に移った仲間もいます。

それでも、大内さんは、作物と向き合うのをやめませんでした。
「植物のちからを信頼している」そして、「作物がすべておしえてくれる」と。

大豆やひまわりから絞る油には、放射能が移行しないため、畑で油田を
つくろうという取り組みや、土壌に籾殻をまくことで、セシウムを吸着させるなど、
これまで行ってきた有機農業を通して得た知恵と工夫を重ね、「移染」と揶揄される
ような表面ばかりの「除染」ではない取り組みを仲間と一緒につづけていきています。

きちんと測定を続けるなかで、ナスやキュウリやトマトなどの夏野菜、
そして、人参には、土壌の放射能汚染の作物への移行が少ない、ということも
分かってきました。

人参は、大内さんが特に思いを込めて、土づくりから取り組んできた作物のひとつ。
収量が多い人参を無駄なくジュースに加工することを思い立ち、同じ農家である
新潟の鶴巻さんが、雪深い冬の仕事としてはじめた農産加工場に依頼して
製品化しました。

すりおろした人参に、愛媛のレモン果汁と群馬の梅シロップ以外には余分なものを
混ぜていないこだわりのジュースです。
また、裏ごししたやわらかい人参の繊維がそのまま入っているのも特徴です。

※セシウム不検出(検出限界1Bq/kg)
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大内さんや二本松有機農業研究会のみなさんの想いがつまった
「有機人参使用まるごとジュース」(300円)、ぜひお試しくださいね。

(タネマキドリ のがわ)