大西暢夫さん写真展&映画上映会 『水になった村』 開催のおしらせ

この度、当店にて
 大西暢夫 写真展・映画上映会 『水になった村』 
を開催する運びとなりました。
(映画上映会は定員に達したため、受付終了とさせていただきました)

ダム建設が決まり、だれもいなくなったはずの岐阜県旧徳山村
(現:揖斐川町)に、最後までここにいたい、と暮らしつづけた
数組の家族。

故郷と深くむすびつき、幸せに生きる彼らの日々に惹かれた
写真家・映画監督の大西暢夫さんが、長年にわたって現地に通い、
寄り添い続けた記録です。

ダム建設に関する問題はいろいろあるけれど、その写真、そして映画から
伝わってくるのは、小さな山里の村を深く愛し、自然の恵みに感謝しながら
暮らし続けた人たちの、とにかく明るく、満ち足りた姿でした。
また映像には、昔ながらのカゴやザル、農作業時に使用する箕も登場し、
欠かせない道具として活躍している様子も、どこかしら輝いて見えます。

「ここには神様がおるよ」、
と語るおばあちゃんの、いきいきとした笑顔が伝えてくれるものを
写真展と上映会、そして監督ご本人によるトークを通して、
多くの方に感じていただければ幸いです。

<水になった村>

1957年、岐阜県徳山村にダム建設の話が広まった。
総貯水量6億6千万立方メートル、日本最大のダムだ。

当時徳山村の住民は、約1600人。みな次々に近隣の街につくられた移転地へと
引っ越していった。それでも、何家族かの老人たちが、村が沈んでしまうまで
できる限り暮らし続けたい、と、街から戻って来た。

写真家の大西暢夫が初めて村を訪ねたのは1991年のこと。
だれもいないと思っていた集落に家があることに驚いた。
以来、ジジババたちの暮らしに魅せられ、東京から徳山村まで片道500キロ、
バイクで高速道は使わず山道を走り抜けて何度も何度も通った。
そしてその村でジジババたちは大西を「兄ちゃん」と呼び,共にたくさん
食べ、いっぱい笑った。

村には季節ごとに土地で採れるものを大切にする、暮らしの知恵や技がある。
食卓にはいつも食べきれないほど大盛りのごはんが並び、山はジジババたちの
笑い声に満ちている。

2006年秋、いよいよ工事が終わり、水がたまり始めた。
もう誰も、村に帰ることはできない。
ジジババたちの変わりゆく暮らしに寄り添った15年間の記録。


◇写真展◇
日 時:2月8日(水)~19日(日)  
    10:30~17:00 (13,14日休)
    入場無料

◇映画「水になった村」上映会 & 大西監督トーク◇
日 時: 2月19日(日)
     18:00 ~ (20時終了予定)
定 員: 20名(定員に達したため、受付を終了させていただきました)
参加費: 1,800円 (要予約)

お申込方法:
◎電話: 042-505-6563 (10-17時)
  または
◎メール :「info@kagoami.com」 宛に、タイトルを「水になった村」と
   していただき、以下の2点をお知らせください。
 1) 参加者のお名前
 2) 日中のご連絡先(携帯電話番号など)
 ※参加いただける人数が限られておりますので、キャンセルの場合は
  お早めにご連絡をいただけますようお願いいたします。

<大西暢夫さん プロフィール>

写真家、映画監督、作家、記者。
1968年生まれ、岐阜県揖斐郡池田町育ち。
18歳で上京し、東京綜合写真専門学校卒業後、
写真家/映画監督の本橋成一氏に師事。
「ナージャの村」のスチールカメラマン等を経て、
1998年に独立。2010年、東京から岐阜県揖斐郡
池田町に拠点を移す。

著書: 『僕の村の宝物』『水になった村』(情報センター出版局)、
写真集に『アウトサイダーアートの作家たち』(角川学芸出版)、
写真絵本『おばあちゃんは木になった』(ポプラ社)、
『津波の夜に 3.11の記憶』(小学館)、他多数。

映画監督作品:『水になった村』(第16回地球環境映像祭
最優秀賞)、『家族の軌跡 —3.11の記憶から—』。

たくさんの皆さまのご来場をお待ちしております!

伊藤