かご小話(7) : 荒物さがし

“世界のかご”を集めるカゴアミドリですが、ふるさと日本のかご文化は
やっぱり豊かだなぁと実感します。
「民藝」の魅力に再び光があたる昨今ですが、その中でもざるやかごは、
衣食という暮らしの根っこで活躍する最も基本的な道具。
「編組(あみぐみ)」や「荒物」と呼ばれて、それだけでひとつの
ジャンルを形成しています。
東北から沖縄まで、各地に独特のかご文化が残る日本。けれども、
どの産地でも作り手が減り、次の世代に受け継がれるか絶えてしまうか、
今が本当に分かれ目の時期です。
スウェーデンもこれと近い状況にあるようです。素晴らしいかご作りの
伝統がありながら、「これを作れるのはあと一人」という種類のなんと
多いことでしょう。
カゴアミドリでもぜひご紹介したい伝統のバスケットがあったのですが、
ご高齢となった作り手があと二人だけ、「とても外国に売るほどは
作れないのです」とのお話で、泣く泣くあきらめました。
人の手でしか作ることのできないこうした道具が消えてしまわないように、

そんな思いとともに、今日も世界の荒物さがしに燃えています。