世界の手編みかごを紹介するオンラインショップです。
自然と寄りそい、文化を伝える、かごのある暮らしをお届けします。



岡山県の最北部、蒜山につたわる「がま細工」。
現地で「こしご」と呼ばれている、昔ながらの背負いかごです。

鳥取との県境に近く、西日本有数の豪雪地帯でもある蒜山では、
防水性・保温性に富んだ「ヒメガマ」をつかって、さまざまな
生活の道具が作られてきました。

かつて盛んに作られたのは、雪靴や蓑、笠など雪国の必需品。
この背負いかごも、山や畑での仕事に欠かせない運搬具として
活躍した当時の姿を伝えています。

丈夫な肩ひもは、ヒメガマを帯状に編んだもの。
固く綯った縄で本体に結び付けてあり、長さは自在に
調節することが出来ます。

今日のような人工素材が生まれる以前、身近な植物を
つかって使いやすい道具を生みだすそうとした、先人たちの
知恵と工夫がぎゅっと詰まった一点です。








現在、蒜山におけるヒメガマ細工の作り手さんは7名ほど。

地元の50~70代の女性たちが中心となって、組合として活動しており、
新しく仲間入りした人にはベテランの方が技術指導を行いつつ、
600年以上続くといわれる伝統の技を、今につなげています。

<蒜山のヒメガマ細工>
その歴史は古く、14世紀の南北朝の時代に、兵糧を運ぶための
背負いかごを作ったのが始まりとも伝えられているそうです。

高原の湿地帯に自生するヒメガマは、ワラよりも軽く、わずかに油分を
含んでいるため、美しい光沢をもっています。

また、ヒメガマ細工に欠かせないのが、シナノキの繊維からつくる小縄です。
毎年初夏に伐採したシナノキの樹皮を、3~4か月ほど川に浸して腐らせ、
水洗いして繊維を取り出します。この繊維を細く割き、手のひらで撚った
ほそい縄が、かごの出来ばえを左右するのです。

ヒメガマが生育する湿地帯の環境は、天候や他の動植物の影響などから、
年々悪化しており、ここ数年は、採取量が大きく減少しています。

そうした中、伝統技術をうけつごうと活動する女性たちの手により、
初秋の材料採取から、素材の下準備、「コモゲタ」や「ツチノコ」など特有の
道具を駆使した編み上げの作業まで、約半年を要する長い行程を経て
完成した、貴重な手仕事の一品です。

岡山 蒜山がま細工 こしご

価格: ¥22,000 (税込 ¥23,760)
数量:

返品について

材質 ヒメガマ、シナノキ(縄)
サイズ 上部 約 35x17cm、
高さ 約35cm
重さ 約500g
生産国 日本 (岡山県)
ギフト包装 不可の商品となります。
 

ご購入の前にご一読ください

  • 本製品は天然の植物を利用した手作りの製品です。天然の黒ずみや色ムラ、ささくれ等がある場合がございます。 天然素材の製品の風合いとしてご理解いただいた上で、ご購入いただければ幸いです。
  • お届け時の製品の色合いは、一つ一つ微妙に異なります。またお使いいただくとともに、徐々に薄茶色へと変化していきます。
  • 手作りのため、サイズ・重量も一点ずつ多少の差がございます。表示のサイズは目安とお考えください。
  • 使わないときは風通しのよい場所で、乾燥した状態で保管してください。 (湿った状態で長時間放置しますと、カビや変色のおそれがございますのでご注意ください。)
  • より詳しい情報については、「この商品について問い合わせる」をご利用ください。

お客様の声

かご好き様 投稿日:2017年02月19日
おすすめ度:
とても美しいです。
薄い色で光沢感があり、お部屋にあると洗練された雰囲気になります。
普段は椅子の背もたれに背負わせて、本などを入れています。
地元の方はこちらに一升瓶を3本入れて背負っているそうなので、重たい野菜などを買いに行く時や、お弁当など崩したくないものを入れて使おうと思っています。
お店の方には丁寧に対応していただき、楽しいお買い物ができました。